荒井 昇シェフ
1974年 東京都生まれ 都内レストランにて修業後、渡仏。
ル・クロ・デ・シーム(★★)
オーベルジュ・ラ・フニエール(★)など数店でフランス料理の哲学を学ぶ。
2000年 帰国後、レストラン・オマージュを開業。
江戸時代から長きに渡り、文化を発信し続けてきた伝統ある浅草で、日本ならでは、東京ならでは、自分自身ならではのフランス料理を発信している。
CREERでは温故知新をテーマに、先人たちが築きあげてきた昔からある古典菓子やその技術、慣れ親しんできたお菓子や食材等を、料理人としての視点や技術、考え方で創造する。
ITEM
かろやかな栗のガトー
かろやかな栗のガトー【イートイン限定】
この季節にぴったりな、心あたたまる焼きたての栗のガトー。
パリッとした食感のラングドシャに、ホイップした卵をベースにしたアパレイユを流し込み、たっぷりの栗と一緒に焼き上げ、トップには丹波産の栗を渋皮煮にして飾りました。一緒に添えたのは強めにローストした栗の粉末を使用し、コクとまろやかな味わいが特徴のマロンクリーム。栗の美味しさをダイレクトに味わっていただける軽い口当たりの贅沢な逸品です。付け合わせにご用意した栗と相性の良い生姜のアイスも一緒にお楽しみください。
アレルギー表示:小麦、乳成分、卵、アーモンド
米粉のガレットブルトンヌ
米粉のガレットブルトンヌ
こだわったのはおもわず無意識に手を伸ばし、何枚でも食べたくなる軽快さ。フランスのブルターニュ地方の伝統的なお菓子「ガレットブルトンヌ」をベースにしながらも、従来のものとは全く違う、よりサクサクとした食感と風味、軽さが特徴のグルテンフリーのクッキーです。国産の米粉に、喜界島のミネラルを豊富に含んだコクとうまみのある優しい味わいの粗糖と、同じく喜界島で作られた甘くてまろやかな岩塩が絶妙にマッチ。シンプルでありながらも、質の良いそれぞれの素材の個性と良さを最大限に引き出すために、試行錯誤を重ねました。
絶妙な焼き加減で一枚一枚丁寧に作りあげたこわだりのクッキーです。
アレルギー表示:卵、乳成分
ココナッツとパクチーのムース
ココナッツとパクチーのムース
厳選された爽やかな香りのココナッツとパクチーに、南国石垣島で減農薬で育ったパイナップルをあわせて、エスニックなイメージが印象的な逸品。多彩な食材を知り、おいしさを探求し続けてきた料理人ならではのセンスと発想力で創りあげたムースです。
ココナッツのムースはキメ細やかですっと溶けるくちどけにこだわりました。瑞々しいパイナップルのフレッシュ感に、パクチーのジュレがアクセントとなり、ベースに敷いたココナッツのダックワーズが奥行を与えます。この季節にぴったりなケーキをぜひお楽しみ下さい。
アレルギー表示:卵、乳成分、小麦
ケイク・セップ・アナナス
味覚と香りの王様といわれるセップはフランス料理に欠かせない食材。シェフ荒井がかつてお世話になったフランスのレストランでは、デザートにも使われていました。料理人としての原体験からインスピレーションを得て生まれたケイクは、アルプス山脈に位置しきのこの良質な産地として知られるピエモンテ産のセップをたっぷり使った生地に、石垣島の新鮮なパイナップルを加えエキゾチックな輪郭をプラス。仕上げにキャラメルチョコレートでコーティングしました。
しっとりとした食感にこだわり焼き上げた生地と、それぞれの個性を最大限に引き出した食材が一体となった至福のケイクです。
アレルギー表示:乳成分、卵、小麦、大豆
ケイク・ショコラ・蕗の薹
日本の季節の食材が持つ魅力を、フランスのお菓子にバランス良く落とし込んだケイクです。蕗の薹をハーブや野草のようにイメージして掘り下げ、素材が持つ個性を存分に引き出すために、牛乳をキャラメリゼしたミルクチョコレートをあわせ、ケイクの生地にはたっぷりと卵黄を使用しました。口の中に広がる蕗の薹のほどよい苦味と香りに、コーティングしたチョコレートや、きめ細かく柔らかい口当たりの生地が絶妙なバランスでまとまっていて、食べ進めるごとに癖になる。
日本の四季を投影させた洗練の逸品です。
アレルギー表示:乳、卵、小麦、大豆
ピスタチオ
Pistache
スポンジケーキにフルーツコンフィやナッツクリームをサンドした古典菓子Gateau l’ambassadeurのイメージをベースに、ダクワーズ生地にたっぷり利かせたピスタチオのバタークリームと酸味のアクセントにフランボワーズを加えました。
ピスタチオの緑が印象的なフランスの古典菓子を料理人の視点から再構築したケーキです。
口どけのよい、なめらかな食感もぜひお楽しみください。
アレルギー表示:乳、卵、小麦、ゼラチン
アボカド
Avocado
「森のバター」と言われるアボカドでおいしいお菓子が作れないかという料理人ならではの視点から、アボカドの原産国であるメキシコのイメージを一つのケーキに込めました。
変色しやすくお菓子にはあまり使われないアボカドですがシェフの細やかな技術で、鮮やかな緑そのままの生菓子が完成。
チョコレートを使った煮込み郷土料理、ライムやスパイスなどメキシコ料理に欠かせない素材を組み合わせ、創りあげたケーキです。
トロピカルフルーツやパリパリのショコラ、アニスやシナモンなどを複雑にミックスしたスパイスとホワイトバルサミコの酸味でソース・モレの印象に仕上げています。
アレルギー表示:乳、卵、小麦、大豆、バナナ、リンゴ
ゆずとレンズ豆のパウンドケーキ
Cake Yuzu lentille
シェフが20年前に修行したフランスのレストランのスペシャリテはレンズ豆で、よくデザートにも使っていました。
レンズ豆の餡子はどこか昔の思い出がよみがえるような懐かしい味。
餡子だけではこってりとした印象になるので、しょうがの香りやゆずの風味をきかせることでさわやかさをプラスしました。
おいしさの本質に触れてきた料理人ならではの食材へのアプローチをぜひ味わってみてください。
アレルギー表示:乳、卵、小麦、ピーナッツ